三重大学 工学部
分子素材工学科

大学院 工学研究科
分子素材工学専攻


平成27年度
学科長・専攻長
小海 文夫


  



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学科長から受験生へのメッセージ

三重大学工学部分子素材工学科学科長として、高校生の皆さんに一言メッセージを送ります。

 今皆さんの周りを見渡すと、教科書、ノート、かばん、CD、携帯電話など、皆さんの生活を支えている物が目に入ってくると思います。これらは、有機物、無機物、高分子などいろいろな素材からつくられていることは言うまでもありません。携帯電話を例にとってみると、画面は液晶という素材が使われ、さらに解体していくと、導電を目的とした無機素材や有機素材が、プリント基板と呼ばれる高分子素材が、残ってはいませんが配線(エッチング)には高分子素材または低分子素材が使われています。このように、個々に高い機能を有した多くの素材が集まって我々の生活を支える物ができている訳です。皆さんは、これらの素材について基礎から勉強し、将来、我々の生活に役に立ち夢あふれる素材をつくってみたいと思いませんか。分子素材工学科は、素材のもつ基本的な性質から出発して実際に新しい素材をつくるために、より深い知識を得る機会を提供しています。

 1年次から2年次にかけては、化学の基礎として無機化学、有機化学、物理化学、分析化学、生物化学を学びます。3年次では、素材開発に役立つ専門的知識を修得します。4年次では、実際に新しい素材を開発するための研究に携わり、卒業研究に結びつけます。

 さらに高度な研究能力を身につけようとする人のために大学院工学研究科があり、博士前期課程(分子素材工学専攻)だけでなく、博士号を得ることができる博士後期課程(材料科学専攻)への道も開かれています。卒業・修了後は、大学で得た知識をもとに、技術者・研究者として、化学工業界はもとより機械、電気関連の分野で創造的活動に従事できます。

 このように分子素材工学科は、将来役立つ素材をつくりたいという強い情熱をもった皆さんを歓迎します。


学科紹介パンフレット

入学試験の詳細については、三重大学入試情報へ