1年次には、「化学基礎」を設けて11の小グループを各研究分野に配属し、各教員と密着した少人 数教育により大学の教育環境への適応をサポートしています。1年次から2年次にかけて、物理化学・無機化学・有機化学・分析化学・生物化学・および演習として各研究分野の基礎的な考え方を学習し、3年次には、広範囲の分野から選択して各研究分野の専門的な考え方を修得します。さらに、
学外の先生による特別講義・化学工学および工業化学に関連した講義・各研究分野別に行う化学実験・製造現場で実習する工場見学を開講しています。4年次の
卒業研究では、3年次までに学んだ基礎学力を生かして、配属先の研究室で最先端の研究テーマに基づく研究生活を送ります。したがって、関連学会で研究成果
を発表する機会も生まれて来ます。
更に、専門的な視野に立った研究能力を身につけようとする人のために、大学院工学研究科分子素材工学専攻(博士前期課程)が設置されています。過去5年間の大学院進学率は約6割で進学希望者が増えていますが、就職希望者も県内・県外の優良企業に就職しています。さらに博士後期課程(材料科学専攻)に進学して工学博士の学位を取得する道も開かれています。